そこから東に5分も歩けば、ラディカルな運動団体が共同で購入し運営している London Action Resource Centre がある★4。1階はイベントのための空間とキッチン、2階は図書館、3階は事務スペース。地下はミシンもある作業スペースで、バナー作成などに使われている。屋上はオーガニックの菜園、トイレは障害者や子どもを連れた女性にも配慮されたもの。長年かけて改修にかかわった多くの人にとっての理想的な空間が、ここでは実現されているのだ。
さらに東へ数分歩くと、RampART というソーシャルセンターがある。放置されていた空きビルをスクワットしたここは、強制退去の危機がありつつも、3年以上にわたって共同で運営されている。毎日のように会議やトークイベント、映画上映、ライブ、カフェ、読書会などが開かれるここは、さまざまな人が集う場になっている。宿泊もでき、海外から来た活動家が滞在していることもある。廃棄される直前の食材を使ってビーガン料理をつくり、ホームレスの人などに配っている Food not Bombs が共同炊事を行うのもこの場所である。